初心者歓迎♡英語独学勉強法(カナエルの英語部屋)

人口2900人の村(過疎化進行中)で奮闘する英語講師が語る英語あれこれ

♯3 英語学習は「アメリカ人になること」ではない

こんにちは、カナエルEnglishです。

 

私は長野県小谷村、人口2900人の村で英語学校を開業し

現在は約60人の生徒に英語指導をしています。

生徒の年齢層も幅広く下は小学生、上は60代までの生徒が

英語学習をがんばってくれています。

 

私自身は「The 日本人」であり

海外に親戚がいるとか、父親が外資系の仕事であるなどの

生まれつき環境にまったく英語が関係していない人間です。

 

35歳で脱サラして英語学習を始めて、5年間かけて

今の英語講師という仕事に就くことができました。

そんな自分が今の日本の英語学習に声を大にして言いたいことの1つが

今日のタイトルです。

 

 日本人が英語を話せない一番の理由は

間違いなく基礎英語が浸透していないことであると私は思います。

 

本屋に行くと「中学英語で話せる英会話」「中学英語を基礎から」

といったタイトルの参考書が多くみられます。

これらの本は「中学英語さえ理解できればかなりの英語が話せる」

といったことが理由の根本にあるわけですが

まったくもってその通りであると自分も思います。

 

中学で学ぶ内容については学校や先生、またいつ学んだかによって

違いはあるとは思いますが大まかな概要は同じであると思います。

その内容が理解できていれば、今でも簡単な英語は話せるはずです。

 

実際に、自分の生徒でも「中学の時は英語が得意だったけど

大人になった今では全く英文も作れない」という方が数名いましたが

ちょっとポイントをつつく程度の指導をした後は

中学レベルの内容はほぼ英文として書く、言えるができるようになりました。

中学レベルの英語をしっかり理解することが今の日本人の英語には

何より必要なことであると自分は考えています。

 

 昨今の学校教育は1に外国人、2に外国人、3も外国人です。

民間の英語学校も電車のポスターやCMで見かける講師のほとんどは

外国人講師ですよね。

 

これは学校教育は、外国人講師の雇用が保護者の満足を得られるから、

民間の英語学校では、外国人講師の方が生徒が集まりやすいから、

いうことが一番の理由にあります。

 

外国人講師が悪いということではありません。

悪いのは外国人講師が教える「出番」が違っていると私は思います。

これはそうさせている日本人側の問題です。

 

さらに地方の学校ではなかなか外国人講師がいない状況であり

「見た目外人なら誰でもいい」というのが現状です。

当然講師の指導力を図るわけでもなく、履歴書にちょっとでも

教えたことがあると書いてあれば無条件で外国人講師になれます。

 

日本人が一番必要な中学レベル基礎英語は

自身が学習して英語を身に着けた「日本人講師」がとても上手です。

逆に、特に論理的に学習して身に着けたわけではない外国人講師にとって

学んだことのない英語の基礎をおぼえることは非常に難しいことです。

 

これは日本人が日本語を教えるのと同じことです。

日本語指導の教科書だけ渡されて「日本人なんだから教えられるでしょ?」

と言われているようなものです。

 

簡単な名詞程度なら何とかなるとは思いますが

動詞、形容詞、「はがのにを」などの助詞については

理解してもらうことはとても大変なことです。

私も経験がありますが、指導の準備にものすごく時間を要したことを

覚えています。

 

 基礎英語を覚えてからが外国人講師の出番です。

実際に外国人と会話する機会を作ることができますし

特有のナチュラルな表現を学ぶことができます。

基礎英語を覚えた後の実践は非常に大事です。

 

 

なんでもかんでも外国人、外国人という知識のない教育者によって

日本の英語は全く成長することができませんでした。

英語を覚えるはずの英語教育はいつの間にか「アメリカ人の真似」

をするための授業に変わってしまいました。

アメリカ人でなければ英語はダメ、発音が悪ければ使えない英語、

そういった間違った固定観念を義務教育課程で植え付けられている

のではないでしょうか。

 

英語はユニバーサルな言語として広く世界で使用されています。

国によって言い回しや発音の違いは当然あります。

日本だってジャパニーズイングリッシュがあって当然です。

問題なのは日本人がそのジャパニーズイングリッシュを堂々と

使えない環境があることです。

 

雰囲気だけアメリカ人になることと英語学習は違います。

それぞれの国の文化の違いを楽しむことは面白いことですし

英語学習に活用できるところもありますが言語の学習については

それはそれです。

 

話が少しそれてしまいましたが

日本人として英語を学ぶことに何の問題もありません。

無理に外国人になる必要はありません。

勿論、他国の文化が好きなことには問題はありません。

ただ英語=外国人という考えは言語学習の本質をゆがめる原因に

なりかねません。

 

私がここ小谷村で英語指導を始めて5年が経ちました。

基礎英語をシンプルに効率よく指導してきたつもりです。

その結果、小谷村を巣立った子ども達の多くが英語を好きになり

学校のテストや英会話で養った英語力を存分に活用しています。

 

繰り返しになりますが、

基礎英語は、自らが頑張ってその構造を学んだ日本人講師に、

基礎を卒業したら実践として外国人講師に学ぶのがベストであると

自分は考えています。

何から何まで外国人でないと英語はダメという考えは捨てましょう。

英語学習は決してアメリカ人になることが目的ではなく

英語を身に着けることが目的です。

 

役に立たない固定観念は捨てて

是非英語を話せる自分に1人でも多くの方がたどり着ければいいなと

思っています。