みなさんこんにちは!!
カナエルの英語部屋です。
今週は「カタカナ英語」についてです。なかなか覚えられな英単語、「イメージ」とリンクして覚えることは効果的な方法です。「カタカナ英語」は実際には「和製英語」のものもありますが、それはそれで「間違い」というイメージでリンクしやすいと思います。
ご紹介する単語は僕の生徒との授業で、実際に僕か生徒のどちらかが「そうだったのか」と思ったものです。ではいきましょう~。
1.「コンプラ」
「コンプライアンス」の省略形で「コンプラ」と言われているケースが多いです。英語の「compliance」が由来で「法律や規則を順守する」という意味です。分かりやすく言うと「ルールを守る」という意味です。
「YouTube」やテレビなどで「コンプラ」という言葉がよく聞かれます。「それコンプラだからダメ!!」「それコンプラ」のような感じで使われています。もともとの英単語が名詞なので、カタカナ英語として使うには違和感があることも多いですが、意味的には「法令順守」なので英語と同じです。
会社の上司とかがよく使いそうなカタカナ英語ですが「コンプラって何ですか?」と聞いたら「ルール」と答えてしまう上司も多いのではないのでしょうか。
2.「スキーム」
「scheme」という英単語が由来で「計画」という意味ですが「よく考えられた具体的な」というニュアンスがあります。「計画」と言われると「plan」を連想される方も多いと思いますが「scheme」の方がより時間をかけて綿密に計画された感じが強いという違いがあります。
それだけにビジネスで使われることが多い言葉です。利益を出すためには「詳細かつ綿密な計画」が必要ですからね。「右にならえ」でなんとなく「スキーム」というカタカナ英語を使っている上司も多いのではないでしょうか。ちょっと意地悪ですが「プランとスキームってどう違うんですか?」と質問したら答えられる上司は少ないのではないでしょうか。
3.「エビデンス」
「evidence」が由来で「証拠」が主な意味になります。コロナウイルスの専門家の会見などで「エビデンス」という言葉がよく聞かれました。「緊急事態宣言を発動するには明確なエビデンスが必要」とか「まだ確かなエビデンスがない」などなど。
最近のコロナ禍でも多くの「カタカナ英語」が使用されています。「ロックダウン」「クラスター」「ソーシャルディスタンス」などがそうですが。なんとなくそういえば日本語より「やわらかく」聞こえてしまう傾向があります。「集団感染」というより「クラスター」といった方が危機感が低く感じてしまうような傾向です。
あと英語で言った方が「専門的」な言葉に聞こえてしまいますよね。会社の上司がカタカナ英語を使いたがるのはこの理由が多いと思います。
コロナ関係の会見などでよく聞かれる「カタカナ英語」ですが、今日ご紹介した「エビデンス」のようになかなか分かりにくいものも多いですよね。「必要な情報」に対しては全日本国民がはっきりと内容を把握できるように「証拠」という言葉を使った方がいいんじゃないかなと思ってしまいます。
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