だばだばわかる基礎英語♡英語独学勉強法(カナエルの英語部屋)

人口2900人の村(過疎化進行中)で奮闘する英語講師が語る英語あれこれ

「今週のお題」にのっかってみた①「読書感想文」

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今週のお題「読書感想文」にのってみたいと思います。

 

みなさんこんにちは。

カナエルの英語部屋です。

 

お題の「読書感想文」について僕なりの意見を書いていきたいと思います。英語講師をしていると子ども達の「宿題」も気になるところなんです。今でも「読書感想文」は宿題の定番です。子ども達の意見も踏まえて「読書感想文」の意義について考えていきたいと思います。

 

 

 

1.なぜ「読書感想文」が今でも定番の課題なのか

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長く続くからには「理由」があります。ただその理由は学校側の理由になります。子ども達の意見を重視していたら、とうの昔に「読書感想文」は消滅していたでしょう(笑)。色々考えてみましたが大きくは3つの理由だと思います。

①文章によって「人に伝える」能力を養う

最近でいう「ライティング」能力にあたるものです。言葉を用いていかに自分の考えを上手に相手に伝えるか、その能力を養うことが一つの目的だと思います。そのうえで「読書」という「課題」を合わせて「一石二鳥」というわけです。

②「活字」を読むことに慣れる

「活字」で書いてあるものはどうしても子ども達にとっては「苦痛」と感じる場合が多いです。なので挑戦することすらしない、という子ども達も多いので「絶対やらなきゃいけない」ものである読書感想文で「活字に挑戦する機会」を与えることができます。

③「読書」を習慣づける

「読書」がその人のためになることは間違いありません。読書感想文という「宿題」を課すことにより、確実に一冊は本を読むことになります。普段読書をしない子どもでも読書をしないといけない環境をつくることで読書の楽しさへの「きっかけ」、または本を一冊読破することにより「できるじゃん」という意識を持てるということもあると思います。

 

2.子どもの大半「苦痛でしかない」

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実際に子ども達に聞いても「読書感想文」は宿題の「ラスボス」に相当するという意識を持っている のが実際です。その理由はネガティブに考えてしまうと「三重苦」だからです。

①好きな本がない

まずは本を選ばないといけないわけですが、多くの子ども達が好きなジャンルやカテゴリーを持っていません。そんな中で読書感想文のための本を一冊選ぶということはとても大変なことです。まずここが大変です。

②全部読むのが大変

特に普段読書をしない子にとって、一冊の本を読破するためには相当のストレスがかかります。「我慢して読む」という行為はそうそう続かないので、本を読み終えるまでに相当の時間がかかります。漫画やネットが普及している現代ではこの傾向はとても高いものとなっています。

③書く量が多い

子ども達にとって「原稿用紙」一枚だけでも結構な量になります。途中で訂正したい場合はかなりの量を消しゴムで消して書き直す必要もあります。どうしても「できるだけ量を稼ぐ」ことを考えてしまいがちで「思います」を「だと僕は思います」にしてみたりするような行為も増えてきます。

 

3.問題は読書感想文自体が「進化」していないこと

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「読書感想文」はかなり昔から続いていると思いますが。かなりの年月を経ているにもかかわらずその手法に「進化」がありません。やる気を増幅するために、「賞」を設けたことくらいしかめぼしい変化はないのではないでしょうか。

これは「結果」を求めない公立校の悪い習慣が形になってしまっている一つの例になると思います。いくら先生にいいアイデアがあっても「過去の事例が一番の先生」である公立校の習慣、さらに言えば「一度だれかがやっていれば失敗にはならない」という保身が、いいアイデアを積極的に採用できていないのだと僕は思います。

「読書感想文」自体のコンセプトでは決して悪いものではありません。どうせやるのであれば、その結果を最大限に出せる方法を追求すべきです。それが「教育」というものであると思います。

 

4.カナエルさんが考える課題としての「読書感想文」

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あくまで個人的意見ではありますが、ではどんな形で「読書感想文」を変えていけばいいのかについてみていきたいと思います。ポイントは「やる気」をもって課題に取り組めるかどうかです。

①「本を選ぶ」ための時間は先生が担う

「読書の魅力」はそれを経験している大人が伝えた方が効率的です。「子ども達が好きな本を選ぶべき」という意見が多いとは思いますが、その「好きな本」を選ぶこと自体が大変な作業になっているのが実際です。なので先生がある程度まで本を選んでその中から選ぶ方法が良いと思います。

こういうと「ほかの本が読みたい人はどうする?子どもの自由な発想を制限しているのではないか?」とういう意見が必ず返ってきます。でもこの制限は「あらたな欲望」を生み出すことになります。人は制限されるほどその「制限外」の物を欲するようになります。「ほかに読みたい本」が出てくれば狙い通りです。

本を限定することで、「読書感想文」に対する子ども達同士の会話も多くなります。現状、大体は「読書感想文終わった?」くらいの会話しかありませんが、例えば「10冊の中から好きな本」にすれば「どの本にする?」「この本が絶対いいよ」などなど本の内容にかかわる会話が生まれます。そんな会話が出てくればこれも狙い通りです。

何事も「過程」が大事です。本を選ぶことに問題がなくなれば、その時は好きな本を選ぶように変えればいいだけです。そういった判断は政治的な教育ではなく、現場の「先生」に権限を持たせることも大事です。

②「感想」より「アイデア

「ライティング能力」は将来必ず役に立つものであると思います。ただ「感想を述べる」という行為は「張り合い」や「面白さ」があまりありません。といことは「魅力ある文章」にはならないということです。

例えば、本の中で誰かが失敗したことがあれば「どうすれば失敗しなかったのか」、例えば過去の話であれば「もし現代だったら」、そんな「ifストーリー」を作るような課題が面白いと思います。

僕が担当の先生であればそれらの子ども達が作った「ifストーリー」をまとめてクラスで紹介すると思います。子ども達にとって「クラスの中で紹介されること」はかなりの大きな出来事です。紹介してもらうために、注目されるために、子ども達は熱意をもって文章を書くことができます。子ども達は「例外」が大好きです。「例外」を作るためには元の文章をしらないとできないので当然本もしっかり読むことになります。

読書感想文で賞をとることも達成感が充実感が得られる一つの方法ではありますが「クラスの中で自分が一番注目を浴びる機会」は子ども達にとって「賞」をとるのと同じくらいの充実感や達成感があると思います。

 


 

僕が授業で使う資料を作っているとき、生徒が楽しく学習できてしっかり結果も出せることをいつも意識していますが、その資料を用いて「生徒が楽しんでいる姿」と「結果を出して喜んでいる姿」を想像すると、僕の方がなんか楽しくなってくるんです。

「読書感想文を作りたい!!」いう先生がいるかと考えてみると、正直ほとんどいないと思います。(完全に私見ですが…)。子ども達に「やる気」を出させようとするなら、当然自分もやる気が出るような課題を作るべきじゃないかなぁと思います。

 

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