みなさんこんにちは。
カナエルの英語部屋です♡
今週は「小学校英語」についてフォーカスしていきたいと思います。僕の塾の「小6クラス」が実際に学んでいることや塾の環境を紹介しながら僕の考える「小学生のための英語指導」について書いていきたいと思います。
今日は「授業の流れ」についてです。どんな感じで一回の授業である「60分」が過ぎていくのかをご紹介させていただきます。内容は今現在のものですが子ども達の進捗状況やリフレッシュなどその場に適した形で変えています。
- 1.最初の5分「リラックス」
- 2.開始5~10分「ギモンシーファミリー」の確認
- 3.開始10~15分 文法指導
- 3.開始15~22分 単語問題
- 4.開始22~45分 英文問題
- 5.開始45~60分 テキストor リスニング
- 6.授業終了後 「ご褒美タイム」
1.最初の5分「リラックス」
①まずは話を聞く
「学校にいる時」と「塾にいる時」では子ども達も話す内容が変わってきます。「塾に行ったら話したいこと」が結構あったりします。なので最初の5分は飲み物とおやつでリラックスしてもらいながらまず話を聞いて、学習の準備に入ります。いきなり授業を始めると雑談が増えてしまうのである意味「ガス抜き」のような感じです。
②飲み物も楽しみの一つ
最近は毎日暑いこともありますが、子ども達は飲み物を楽しみに塾にやってきます。毎回3種類程度の飲み物を用意して子ども達に選んでもらいます。炭酸系が小中学生には人気です。
③おやつも楽しみの一つ
6時間の授業を終えた生徒達は村営バスでそのまま塾に「100%空腹の状態」で塾にやってきます。「腹が減っては…」の格言にもあるように空腹すぎると勉強にも集中できません。「晩御飯を食べるのに支障がない」程度のおやつを毎回用意しています。主にスナック系ですが時間があるときはサンドイッチやホットケーキを振る舞います。
2.開始5~10分「ギモンシーファミリー」の確認
①擬人化キャラ
俗に言う「5W1H」、疑問詞は子ども達が覚えるのに苦労する「難敵」です。僕の塾では疑問詞を擬人化した「ギモンシ―ファミリー」を用いて子ども達に疑問詞を覚えてもらいます。
上の画像はいつも望遠鏡をのぞいて「あの人はだれかな~」と考えている「フー太郎」です。名前とイメージでかなり覚えやすくなっていると思います。「疑問詞」は効果的な暗記法が日本で確立されていません。「ギモンシ―ファミリー」はかなりの自信作です。(絵はプロの方に外注したものではありますが…)
②YouTubeで「疑問詞日本一」を目指します!!
これは完全に余談なのですが「日本一覚えやすい疑問詞」というタイトルで「ギモンシーファミリー」を動画化する予定です。日本人が全員疑問詞を覚えればそれだけで一気に日本の英語力は上がりますし僕のチャンネルも有名になることで一石二鳥!! を目論んでいます。こうご期待!!
3.開始10~15分 文法指導
開始10分後、5分間「文作り表の」説明をします。授業時間は60分ですが実際に僕がしっかり説明をするのはここだけです。短い時間なら子ども達もしっかり集中できますし、この後のテストで「ご褒美」目指して高得点を取るためにもかなり良く聞いてくれます。
授業で僕の方が話すのはこの時間だけで、あとの時間は僕より子ども達の方が間違いなく話す量は多いです。子ども達同士でも会話もありますが僕への質問もかなりあります。生徒が先生に遠慮なく聞ける雰囲気はかなり大事だと思っています。
3.開始15~22分 単語問題
ここからは「一問一答」形式になります。上の表の右側が「単語問題」の解答部分です。モニターに映った文字と画像を見ながら英単語を書いていきます。正解なら2点、スペルが一つだけ間違いなら1点が加算されます。
生徒達は書いたらすぐに僕にそれを見せ、即採点して戻します。このやりとりを10問分行うので大体10分弱かかります。
4.開始22~45分 英文問題
単語問題同様に、モニターに映った絵と文章を参考に「英文」を作ります。生徒もよく考えて文をつくるのでこのパートが一番時間を消費します。
ちゃんと「文作り表」をもとに「根拠」をもって文を作るように、採点しながら個人個人にカンタンなアドバイスをします。このやりとりから少しずつ内容を理解してもらえるようになっています。
5.開始45~60分 テキストor リスニング
①小6で中1の問題にチャレンジ
中学生用の問題集を一冊用意しています。「疑問詞」「単語」と「英文」を覚えてきたことによって小6の彼らでも中1の問題集が解けるようになってきました。英語力は勿論ですが今の時点で中1の問題が解けるという自信と、予習の大切さをここで学んでほしいと考えています。
②短い時間だから集中できる
ここでの時間は15分あるのですが、大体他のところで時間を使ってしまい正味10分くらいになっています「10分だけ」という制限をつけると、なぜか「少しでもたくさん終わらせたい」という欲が生まれてくるようです。
③英検前にはリスニング
リスニング問題を問題集の代わりに行うこともあります。特に英検前に実施するようにしています。小6で英検5級に合格するのが最近では通例になってきました。
6.授業終了後 「ご褒美タイム」
このシリーズでお見せする予定ですが、僕の塾は「教室」というより「部屋」なんです。子ども達が喜ぶおもちゃやゲームもたくさんあります。田舎なので、授業が終わるころにはもうバスがないので帰りは保護者の方が車で迎えにきます。迎えが来るまでの時間は「ご褒美タイム」で自由に教室で遊ぶことができます。
授業で得た「成果」と楽しかった「ご褒美」を合わせて満足して帰宅してもらっています。ただ保護者の方は迎えに来た時に絶賛開催中の「ご褒美タイム」の時だけしか見ていないので、塾での学習に不安を持たれていないか少し心配しています…
「小6クラス」の流れはこんな感じです。僕にとっても子ども達にとってもあっという間の60分です。
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