みなさんこんにちは。
カナエルの英語部屋です。
今週は学習塾らしく「受験」をテーマにしたいと思います。去年で「センター試験」が終了して、今年から始まる「共通テスト」の要綱が最近発表されました。、ニュース等でその内容を目にされた方も少ないのではないでしょうか。
高校卒業時の英語レベルは、日本の英語教育が導く結果です。それだけにその能力を評価する「共通テスト」は今の英語教育の在り方を示しているものでもあるといえます。そういった意味で、実際に受験に関わりのない方でも共通テストがどんなものなのかを知ることは今の日本の英語教育を知ることができるので有益な情報になると思います。
また、保護者の方々も共通テストがどんなものなのかを知ることで、今しなくてはならないことが明確になってきます。今のうちに情報を入手しておくことをおすすめします。
※あくまで「英語」のみのお話しになりますことをご了承ください
1.センター試験とは「別物」と考えるべき
「結局今までのセンター試験と変わりない」という声がよく聞かれる新方式の共通テストですが、ほかの教科については僕は分かりませんが英語に関しては「別物」と考えるべきだと思います。
まず配点が「リーディング」「リスニング」共に100点になりました。センター試験ではリーディング200点、リスニング50点でした。この時点でリスニングの対策を今までより教科する必要があることがわかります。
学校によっては「リーディング」の点数比率を高くしているところもあるので一概には言えませんが、そういった個々の学校の条件を別にして基本部分だけ考えれば当然リスニング学習は重視するべき内容です。
問題形式も大きく変わっています。受験勉強の方法が今までとは大きく変わります。僕も今年から大学受験指導に使用する参考書をすべて買い換えました。
2.リーディングは全部長文問題?
共通テストは「大問」が6つありそのすべてが「長文問題」です。問題によってチラシの内容を読み取る問題、レビューされた記事を読んで答える問題、など内容に違いはあるものの、学生からすると「どれも長文」と感じると思います。
「センター試験」の定番だった「文法問題」がなくなったために、高校で習う「英語表現」からの出題が出題されなくなり、その反動という形で問題文や選択枠の中に「文法問題」を織り交ぜている節が見受けられます。
多くの方が大学入試を経験されていると思いますが、英語の問題が「すべて長文」だったらかなり憂鬱に感じると思いませんか?そんな憂鬱に受験生は立ち向かっていかなければなりません。ある意味「体力勝負」です。
3.難易度はセンターより下がっている感
昨年センター試験を受験された方が「共通テスト」の内容をみたら「えっ?」と感じる方が多いのではないでしょうか。明らかに簡単な問題が多いです。しかも小難しい文法問題がないので「一体去年の受験勉強はなんだったんだ…」とやるせない気持ちを抱くかもしれませんね。
確かに「量」は共通テストの方が増えています。しかしその分難易度は下がっていると僕は感じています。でも「共通テストは簡単になっている」という記事をネット上でほとんど見かけません。なにか共通テストに意見することに規制があるのかと心配になってしまうほどです。
今後は「共通テスト」に向けての授業が高校で進められるわけですが、間違いなく英文法に関する内容は減っていくでしょう。高校では「大学への進学」のために授業が行われるのでこれは仕方のないことです。確かに高校の英文法は「行き過ぎ感」も否めないところがあったかと思います。
このブログを見てくれている方で「英検2級」をお持ちの方、是非「共通テスト」ためしてみてください。かなりできると思いますよ。
「共通テスト」については興味があまりない方も多いかとは思いますが、特にこれから受験に望む「子育て世代」の方にはとても重要なことであると思います。ある意味、大学受験は小学生と僕は考えています。同時に将来英語を話すということにもつながっていきます。是非多くの方に「共通テスト」がどんなものなのかを知っていただき、この国の英語教育に多くの意見を出してほしいと思います。
共通テストにも「単語力」は大事です。
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