みなさんこんにちは。
カナエルの英語部屋です。
今週は学習塾らしく「受験」をテーマにしたいと思います。去年で「センター試験」が終了して、今年から始まる「共通テスト」の要綱が最近発表されました。、ニュース等でその内容を目にされた方も少ないのではないでしょうか。
共通テストは今年が第一回ということで、実施後になんかかんか予想しないことがおきるのではないかと思います。その修正で今後内容も変更していくことが予想されます。なのでどんな問題にも対応できる「基礎力」がやはり大事かなと思います。
今日は僕の考えを少々シェアさせていただきたいと思います。
1.「ゴール」から逆算して考えよう!!
僕の学習塾での最終ゴールは「大学合格」です。なのでそこから逆算して中学生のうちにやらなければいけないこと、小学生のうちにやらなきゃいけないことなどを考えています。大学のレベルにもよりますが、大学入試時点でできるだけ「選択枠」を持てるようにということを意識しています。
中学生の時に英語だけが苦手という生徒がいました。当時中2だった彼女は今では長野県トップクラスの高校で受験勉強をしています。苦手だった英語が今では得意科目となり大学も英語をより深く学べる学部を志望しています。英語が好きになったことにより「選択枠」が増えたこと、先生として本当に嬉しく思います。
2.インプット学習とアウトプット学習は違う!!
このシリーズで繰り返し主張させていただきました。学生にとって「英語が話せない」は「英語ができない」ではないということです。学生のうちはほとんどの英語学習が「インプット学習」であり、「知識を蓄える」ための学習をしています。英語を話すためにはインプットした知識を口から出すための「アウトプット学習」が必要となりますが学生のうちはあまりその機会がありません。
学生の周囲の方にも是非理解してもらいたいことでもあります。「学校で勉強しているのに話せないじゃん」というような文言は生徒の英語に対する意識を大きく下げかねま
せん。受験に向かって頑張っている生徒達が快適に学習できるように是非意識していただければと思います。
これも「英語が話せるようになる」から逆算して考えてみましょう。大学卒業時に「話せる」状態になるために、受験勉強でのインプット学習は必要なステップの一つです。受験勉強は決して無駄ではありません。
3.共通テストは「大学に入るため」のもの
少子化が進む昨今、ひと昔と比べると大学入学の難易度は下がっているとは思います。それでも大学に入学するためにはそれなりの学力が必要です。そしてその学力を証明する場所が「共通テスト」になります。
「学歴は関係ない」といったニュアンスの言葉を最近よく聞きますが、自営業やフリーランスでなく会社に就職しようと思えば現実は学歴は重視されることになります。ほんの数回の面接でその人の能力を把握することはできないので、結局会社側としてはそれまでの努力の証である学歴を見るしかありません。
「受験勉強と英語が話せることがつながっていない」という意見も多いですが、受験はあくまで「大学に入るため」のものです。もちろんそこで培った知識は無駄ではありません。「人生のゴール」はいくつもあるかもしれませんが、その一つから逆算して考えれば、今まさにゴールに向かって必要なことをしている最中という考えができると思います。
「共通テスト」の内容については「政治」が関わってくるので、あまり深く考えない方がいいと思います。将来的には日本を動かす仕事に就く方もいらっしゃるとは思いますが今は自分のために頑張ってほしいと思います。
世間の流れを「基準」にしてしまうと、それに自分を合わせてしまい本来もっと伸びるはずの「のびしろ」を無駄にしてしまうかもしれません。まずは「自分のゴール」を決め、そのゴールは「当然達成されるもの」として、そこに至るまでの道のりを「逆算」して今何をすべきなのかを「自分目線」で考えてもらいたいと思います。
ただそれを一人で行うことはなかなか大変です。保護者や先生など頼れる存在があれば一番いいですね。
単語も受験勉強の一つです。
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