みなさんこんにちは。カナエルの英語部屋です。
今日は僕のバイブル「English Grammar in Use」のご紹介です。世界で一番有名な英語の参考書と言ってもいいのではないでしょうか。僕の使っているのは「3rd edition」ですが今では「4th」「5th」が販売されています。
僕の長年愛用しているものです。もうボロボロですが愛着あります ↓ ↓
1. いきなり「中級」レベルがおすすめ
一時期教わっていた日本人の英語の先生からこの本を進められました。その先生との授業もこの本を使用していたのですが正直ほとんど分からなかったです。それもそのはず、よくよく見てみると「intermediate」(中級者)と書いてありました。僕の先生はそれを知っていてあえて僕にこのレベルをすすめてくれたようです。
確かに後で初級者用を見てみるとかなり簡単な内容でした。中級者向けのこの本は時制から説明が始まるのですがレベルとしては「中学レベル」です。全文英語で説明されているので最初は苦労しましが長い目で見れば初級者でもこの「中級者向け」を今の僕もお勧めしたいです。
「English Grammar in Use」の「初級者向け」はこちら ↓ ↓
2. 日本語訳版もあるにはあるのですが
「英語の感覚で英語を学ぶ」ということは簡単ではありませんでしたが、ひとつひとつじわじわと理解が深まるところがとてもよかったと感じています。なので僕のおすすめはやはり英語版オリジナルです。英語初心者さんも英語版、そして中級者向けが良いと思います。
3. 僕がEnglish Grammar in Useをおすすめする理由
学ぶべきポイントが端的な言葉でしっかり描かれている
たとえばただ「be+~ing」とかの公式があるのではなく、これを使うシチュエーションやニュアンスなどが例文と一緒に書かれています。同じようなことは日本の参考書にも書かれていますがとても説明がわかりやすいです。
例えば進行形なら 、日本なら「~している」と説明されますよね。しかしこの本では「行動が始まっているけどまだ終わっていない」と書かれているんです。この説明はぼくにとって噛めば噛むほど味がでてきました。「まだ終わっていない」ということは「終わりは見えている」ということにもつながるということもこの文言から読み取れます。僕にとっては説明の一つ一つが神がかっていました。
「 この本一冊マスターすれば英語が話せるようになる」
僕にこの本をすすめてくれた先生が僕に言った言葉です。今の僕も完全に同意です。もちろん会話には経験も必要ですしこの本の知識が英語のすべてではありません。しかし自信を持って文を作れるようになれば堂々と会話もできるようになります。この本はその自信を「根拠」でもたらしてくれる一冊です。
なにより英語学習という果てしない世界感が「この本一冊がすべて」となることで一気に勉強する範囲を絞ることができたことがかなり僕には大きかったです。的を絞ることができたからこそゴールが浮かび上がってきたと思います。
実際に英語力ゼロだった僕が英語講師になりました
もちろんこの本だけが要因ではありませんが、この本に出合えたことはかなり大きかったことは間違いありません。今でも指導する中でこの本で学んだことを活用しています。凡人の僕ができたことです。多くの方がこの本と一緒に成長することができると思います。
でも大学受験にはおすすめしません
英語を話せるようになるためにこの本は絶対おすすめです。しかし「受験」になると少し話が変わってきます。受験は「英語をおぼえるため」ではなく「合格するため」のものです。限られた時間で志望校に合格するため志望校の入試傾向に合わせた学習を優先するべきです。
勿論同じ英語なので共通することはたくさんありますし「4技能だから」ということで「English Grammar in Use」をおすすめする方も多いです。ただ現状はスピーキングテストはありませんし、リーディングでは「共通テスト」で点を取るための学習をする必要があります。同じ英語であっても「土俵」が違う感じです。
勘違いしてほしくないのは受験勉強で得た知識は間違いなく将来の役に立ちます。その知識を大学生になってからフルに活用して「English Grammar in Use」と向き合い「英語が話せる自分」を手にしてほしいと思います。
この本の表紙には「self-study」と書いてあるんです。なので僕のように「独学」で英語を身に着けたい方にはうってつけの本です。この本を軸に学習をする中で、いくつか日本の参考書も同時に使ってみると「なるほど」と思える発見がたくさんあります。「English Grammar in Use」心からおすすめしたい一冊です。
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