たろことジロコの中学英語

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【小学英語】小6でここまでできる!! 「わかる」から英語が楽しくなるんです👍①

みなさんこんにちは

カナエルの英語部屋です。

今日は小学英語についてのお話しです。

 

英語学習の需要は年々増すばかりですが、そんな中でやはり学校での英語の授業は保護者の方にとっても気になるところだと思います。最近では小学校でも教科として英語が学ばれていますが、皆さんは小学校での英語教育をどうお感じになられていますでしょうか?

まずは僕がよく聞く小学英語に求める意見をいくつか挙げて、その現状についても僕の意見を書かせていただこうと思います。

 

1.「英語を好きになってほしい」

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勉強を効率的に進めるためにはやはり「好き」になることが一番ですよね。興味のあるものは苦労なく覚えていくという事は間違いないと思います。当然保護者としても、学校では英語を好きになるような授業をしてほしいと思うところです。

小学校でも「楽しさ」を重視しているのは間違いないと思います。歌やダンス、動画などを用いて「勉強」と感じさせないような授業内容がよく見受けられます。

ただここでの「楽しい」はかなり大人目線であると僕は感じています。楽しさを満喫しているのは子ども達というより、むしろそれを見ている大人達が満足しているという印象でがとても強いです。よくある小学校の英語授業風景は学習の様子ではなくゲームやダンスをしてる子ども達のイメージが多いですがそれは本当に「英語を楽しんでいる」と言えるのでしょうか

子ども達に小学校での授業の感想を聞くと最初の数回は「楽しい」という子が多いですが、回を追うごとにその印象は薄れていきます。「楽しい」というより「新鮮」という気持ちがはじめは強いのだと思います。でも結局は内容が理解できないことに疲れを感じていくという結果になるケースが非常に多いです。

「英語を好きになるための楽しさ」は子ども達が英語を話せるんだと実感できることがとても大事というのが僕の意見です。そのためには英語を少しずつ理解していく必要があります。テレビゲームにしても少しづつ謎がとけていったり、少しずつレベルがあがったりするから面白いわけで、英語にしても「上達」を感じなけれまったく面白くは感じることができません。

うわべだけの楽しさは長続きしません。いくらゲームやダンスなので「盛り上がり」を見せても結局は内容が分からないことには何も面白くはありません。なのでやはり英語を好きになるためには小学校でも努力が必要です。「ゲラゲラ笑う」ことが「英語を好きになる」ということでは決してないということです。

 

2.「経験が大事」

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「何事も経験が大事」とよく言いますね。誰しも自分が経験していないことは分からないことだらけだし、逆に経験を積んでいけばよりよい行動がとれるようになっていきます。ただしそれは同じことを繰り返しているばかりでは意味はありません。一度経験したことを踏まえて新しいことにチャレンジして、さらにそこで新しい経験をしていくことが大事になります。

なので「経験」の内容がとても大事なのですが、今の小学英語ではその「経験」がとても抽象的にとらえられていると僕は思います。例えば「ネィティブの先生と触れる」というのがいい例です。「ネィティブの英語に触れることで国際的な感覚を養う」といった文言が公立校の小学英語ではよく聞かれますがあまりに抽象的だとは思いませんか?

問題はこの「ネィティブの英語に触れることで国際的な感覚を養う」という文言で多くの保護者の方が満足してしまう現状にもあります。「ネィティブといればいい経験ができる」という漠然とした期待感がどうしても生まれてしまいます。大事なのはネィティブではなく、ネィティブの先生がいることでどんな経験が具体的にできるのかです。

 

僕はフィリピンに数年間滞在していましたが、その間毎日と言っていいほど韓国人のスタッフに囲まれ「韓国語ネィティブ」による韓国語シャワーを浴びていました。その結果どうなったかというと、ぼくが覚えた韓国語はせいぜい少しの単語くらいです。英語だろうと韓国語だろうと同じことですよね。むしろ韓国語は日本語と文法が似ているところが多いので、ネィティブに触れるだけで成果が出るなら僕の場合韓国語がはなせるようになっているはずですよね。

「子どもだから自然に何でも覚える」×「ネィティブと一緒ならOK」=漠然とした期待感

この固定観念を払拭する方法はカンタンです。「結果」を見ればいいのです。例えば一年間、ネィティブALTと授業をしてわが子の英語がどうなったのかを見ればいいだけです。今の小学英語はあまりに結果に無頓着です。上の「魔法の公式」があれば結果はぼやけたままにできてしまうという必殺技は今もかなり効果を発揮しています。

「公立校だから仕方ない」といった意見も多いようですが、子ども達の貴重な時間は二度と戻ってきません。「英語」で子ども達の時間を費やしてその結果が漠然なものでしかないのならもっと意見を強く言うべきだと思いますが、学校相手に意見を言うのは自分が損をするケースが多いのも事実です。「いい経験」を重ねるためには学校頼りにならず自らが行動していくことが必要だと思います。

 

3.小学生が英語を「勉強」すると英語嫌いになる

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まず言いたいのは僕の塾では小学生が英語を「勉強」していますが、これまでに英語を嫌いになって塾を止めた生徒は一人もいません。逆にほとんどの生徒が中学卒業して地元を離れるまで塾に通ってくれています。

英語学習は「固定観念」の宝庫です。行ってみればコーヒーは体に悪いとずっと考えられていたようなものです。その固定観念から外れて行動をすることは確かに怖い事かもしれません。しかしコーヒーと違い、専門家でなくても今までの学校のやり方で日本の英語力が高まってきたかどうかは素人目線で見ても一目瞭然です。

小学生が英語を勉強して嫌いになるのであれば好きになるように努力すればいいだけです。そしてその道を作り導くのが「先生」であるはずです。そもそも勉強というのは楽しいもののはずなんです。僕はその純粋な「楽しさ」を大事にして生徒と向き合っていきたいといつも感じています。

 

次回は僕の塾で小学生の生徒の成果のお話しをしたいと思います。