みなさんこんにちは。カナエルの英語部屋です。
今日は僕の塾での小学生生徒の成果をお話ししたいと思います。
前回の記事で「見かけの楽しさ」では子ども達は英語をすきにならない、「分かる楽しさ」があるから好きになれるという事を書きました。僕は生徒達が社会に出るころに必要十分な英語が話せる状態にすることを大前提にしていますが、小学生や中学生のうちに英語を話せるようになることを目標にしてはいません。少しずつ成長している自分を実感してもらいつつ学習が楽しくなるように授業を進めています。
「基礎英語」というとそれだけで敬遠されてしまいそうですが、何事も基礎なしではうまくいくことはありません。例えば、キャッチボールやバットスイング、ベースランニングが全然できていないのによい野球選手になることはできないですよね。
「基礎」を身に着けるのに一番いいのは学生の期間です。まだ仕事に時間をかけることがないので一番コスパよく学習ができる時期です。これを利用しない手はないですよね。この期間をいかにうまく活用するか、そこが「先生」の腕のみせどころです。
百聞は一見に如かず、ということで実際の僕の塾の小6生徒の進捗状況を見ていただきたいと思います。
両方とも小学6年生になりたての生徒のものです。問題は一問一答形式で、モニターにうつされた単語や日本文をえいごにしてもらうという形です。
上の画像は小6クラスの中でも理解がかなり進んでいる生徒のものです。英語での基本的な文の作り方、疑問文や否定文、疑問詞の使い方、3単現のSの使い方などしっかり理解できています。
下の画像は少し理解が遅い感じの生徒です。「おしい」という答えが多いのですが、基本的な文の作り方は理解してくれているようです。単語を覚えるのが苦手です。
勿論、生徒によって進捗に差は出てきますが、クラスの中では獲得点は低い生徒でも基本はしっかりと理解してくれているというのがポイントです。
僕が塾でおしえるのはガチガチの基礎英語です。そうです、世間一般から忌み嫌われるあの基礎英語です。なぜ基礎英語がきらわれるかというのは「わからない」からなんです。人間自分が分かっていることやできることに対しては嫌悪感はあまり抱かないものです。例えば「食べる」という行為は普通にほとんどの方ができることなので、その行為を嫌いという人は少ないですよね。
なので基礎英語も一度理解してしまえば「わかるから楽しい」という気持ちが芽生えてきます。下の答案の生徒も単語覚えるのはきらいですが、基礎英語を理解しているので、毎回教室に駆け込んで入ってくるくらい楽しく通塾してくれています。
小学生のうちに主に中1レベルの内容を理解してしまうので、中学進学後の学校に授業はとてもカンタンです。周りの人より英語がわかっている状況になるのでここでも「楽しさ」は継続していきます。そしてこれまで、小学生から頑張ってくれた多くの生徒が高校、大学でも英語を得意科目としていて、「英語が話せる」をしっかり実践してくれています。
英語学習は決して「お手軽」なものではありません。それだけに小学生のうちに「えいごがわかる」ことで英語に対する印象をよくすることがとても効果的です。ただゲームやダンスで楽しむだけの英語学習は結局「英語がわからない」のですぐ飽きがきてしまいます。子ども達は「どうやって英語をはなすのか」を知りたがっています。その期待にこたえられる「小学生のための基礎英語」を僕はこれからも提供していきたいと思っています。